VMware6.5 の VMwareTools の I18N 問題

VMware6.5.1 がリリースされてようやく 6.5 も日本語化されたので使ってみました。どうやら VMwareTools を I18N 対応したようなんですが、例によって例の如く US-ASCII だけで暮らしてる平和な人たちが実装した様子で、UTF-8 に対応した程度で I18N を完遂した気になってるようですね。
Google ってみるとあちこちで悲鳴が挙がってるようですけど、ja_JP.eucJP な Vine Linux とか、キリル文字使ってるロシア人とか、vmware-config-tools.pl の時点で「Unicode_EncodingEnumToName: Unknown encoding -2」とか言われて先に進めずに困っているみたいですね。どうやら想定外の locale を設定されて対応出来なくて panic 起こしてるようです。
取り敢えずの回避法としては、このエラーを出している vmware-guestd の script だけ書換えてしまえば vmware-config-tools.pl は通るようになります。この実体は OS によって異なりますけど、主だった環境では以下の場所にあります。

Linux:
/usr/lib/vmware-tools/sbin/vmware-guestd-wrapper
Solaris:
/usr/lib/vmware-tools/sbin/i86/vmware-guestd

この script の最終行に exec コマンドが記述されていますので、その直前に以下のような 2 行を追加してあげましょう。

LANG=C
export LANG

他にも vmware-toolbox 等主要なプログラムにも同じ問題が存在していますが、取り敢えずはこの script 一つだけ書換えておけば初期設定は完了しますし、OS 起動時の VMwareTools 動作も問題無く完了します。