OSS 貢献者賞授賞式

日本 OSS 貢献者賞の受賞者がようやく発表されましたね。危惧してた程には的外れな選定じゃなかったけど、なーんかお役人が好きそうな面子ばかりで可もなく不可もなくといった感じでしょうか。
IPA っていつも、既に成熟しきったソフトばかりに脚光を浴びせてますけど、もっと成長期のソフトに目を向けて、成果物を刈取るんじゃなくて自分で育成するような活動をしてくれた方が、業界の活性化に繋がると思うんですけどねー。
一般論ですけど、既に完成しちゃってるソフトよりも世に出て間もないソフトの方が開発が活発ですからねー。実際、ruby にしろ Namazu にしろ正式リリース版としては今年に入って一本も出てない訳ですよ。残り二人はコードを書くよりはマネージメントの方がウェイトが高そうで、本賞の目的である「開発者の育成」という視点からはやや説得力に欠けますしね。
確かに出てすぐのソフトなんて利用者も少なくて知名度も低いから探し出すだけでも大変かも知れませんけど、その大変なことが出来ないようなら、「オープンソースの課題解決」なんて大層なお題目を掲げずに、「なんか最近の流行りみたいなんで波に乗っかってみました」と本音を吐いたらいい訳です。ある程度のお金があるんだから、その程度の努力はしてもいいのにねー。
昨日の授賞式はお役人の参加が殆どで、オープンソース関係者はなかなか集まらなかったようです。関係者には間際までさんざお誘いの mail が届いてましたよ。やっぱ現場からはあんまし相手にされてないってことのようですね。
そもそも金銭目当てにオープンソース始める人なんて殆どいないので、お金ばら撒くだけでは人心は掴めないってことですよ。シ○マの二の舞にならないうちにそろそろ気付いてくれないとね。